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【体験談】目黒天空庭園の散歩コース|大橋ジャンクションにある目黒区の穴場庭園は本当に静かだった

目黒天空庭園は、首都高速道路の真上という特別な場所にありながら、驚くほど静かな時間を過ごせる都会の穴場です。

この記事では、実際に訪れてわかったおすすめの散歩コースや所要時間、展望デッキからの景色や併設の図書館など、一人で静かにリフレッシュしたい日の過ごし方を体験談として詳しく解説します。

目次

高速道路の上とは思えない静けさの理由

目黒天空庭園が都会の喧騒から切り離された静かな空間である理由は、地上から隔絶された特殊な構造にあります。

首都高速道路のジャンクションの屋上という、普通では考えられない場所に造られているからこそ、特別な静けさが生まれるのです。

その具体的な理由を、これから詳しく解説していきます。

これらの要素が組み合わさることで、目黒天空庭園は高速道路の上とは思えないほどの静寂と、心落ち着く散歩の時間を提供してくれます。

大橋ジャンクションの屋上というユニークな立地

目黒天空庭園は、首都高速道路大橋ジャンクションの屋上という、他に類を見ない場所に造られた公園です。

ジャンクションとは、複数の高速道路が合流したり分岐したりする複雑な構造の施設を指します。

庭園は地上11mから最も高い場所で35mの位置にあり、ループ状の道路を丸ごと覆うような形で造成されています。

この高さが物理的な壁となり、地上を走る国道246号線や周辺の街の騒音を効果的に遮断しているのです。

そのため、高速道路の真上という場所でありながら、車の走行音はほとんど気にならず、静かな環境が保たれています。

都会の喧騒を忘れさせる緑豊かな空間

庭園内に豊かに茂る木々や植物も、静かな環境を作り出す重要な要素です。

多くの植物には音を吸収する「吸音効果」があり、騒音を和らげる働きをします。

約7,000㎡の広大な敷地には、芝生広場を中心に、四季の庭や日本庭園、竹林など約30種類もの樹木や草花が計画的に配置されています。

これらの植物が幾重にも重なることで、音の反響を防ぎ、心地よい静けさを生み出しているのです。

視覚的に癒やされるだけでなく、緑豊かな空間が聴覚的にもリラックスできる環境作りに大きく貢献しています。

1周約400mの心地よいループ状の庭園

この庭園は、高低差のあるらせん状の道が特徴的なループ状の構造をしています。

平坦な公園とは異なり、歩みを進めるにつれて景色が少しずつ変わっていくため、散策が単調になりません。

ソースによると、このループ状の園路は1周約400m、平均勾配は約6%となっています。

これは、息が切れるほどではなく、かといって物足りなくもない、散歩にちょうど良い傾斜です。

なだらかな坂道をゆっくりと上り下りする体験は、気分転換に最適と言えます。

景色と高低差の変化を楽しみながら歩くうちに、自然と周囲の喧騒から意識が離れ、穏やかな気持ちになれるでしょう。

気分転換や考え事に最適な穴場スポット

目黒天空庭園は、そのユニークな立地ゆえにまだ広く知られておらず、人混みを避けられる穴場スポットであることも、静けさを感じる大きな理由です。

週末でも人でごった返すことは少なく、自分のペースでゆっくりと過ごせます。

園内にはベンチが点在しており、読書をしたり、考え事をしたりするのに最適な環境が整っています。

仕事のアイデアをまとめたい時や、少し頭を整理したい時に訪れると、緑に囲まれた静かな空間が思考をクリアにしてくれます。

池尻大橋駅から徒歩約3分というアクセスの良さも魅力で、思い立った時にすぐ訪れることができる、都会の貴重な隠れ家です。

【体験談】所要時間30分のおすすめ散歩コース

私が実際に訪れてみて感じた、おすすめの散歩コースを紹介します。

ゆっくり歩いても所要時間は30分ほどなので、休日の午後にふらっと立ち寄るのにぴったりです。

池尻大橋駅から徒歩約3分のアクセス

目黒天空庭園へのアクセスは驚くほど簡単です。

最寄り駅は東急田園都市線の池尻大橋駅になります。

東口を出て国道246号線沿いを渋谷方面に歩くと、わずか3分で目的地であるクロスエアタワーが見えてきます。

駅からの近さは、仕事で疲れた週末でも「行ってみよう」という気持ちにさせてくれる嬉しいポイントです。

クロスエアタワー9階から庭園への入口

庭園への入口は、隣接する高層マンション「クロスエアタワー」の中にあります。

少し分かりにくいかもしれませんが、建物の案内に従ってエレベーターに乗りましょう。

目的のフロアは9階です。

エレベーターの扉が開くと、外の車の音とは無縁の静かな空間が目の前に広がり、別世界に来たような感覚を味わえます。

このユニークなアプローチが、散歩への期待感を高めてくれます。

反時計回りで景色を楽しむ散歩ルート

庭園に入ったら、反時計回りに歩き始めるのがおすすめです。

この庭園は1周約400mのループ状になっていて、なだらかな坂道が続きます。

勾配は平均約6%と緩やかなので、息が上がることもなく、景色や考え事に集中できます。

歩みを進めるにつれて植物の種類や見える風景が変化していくため、飽きることなく散歩を楽しめるルートです。

点在するベンチでの小休憩

コースの途中には、休憩できるベンチがいくつも設置されています。

歩き疲れたときはもちろん、考えをまとめたいときや、ただぼーっとしたいときに最適です。

特に、庭園で一番高い場所にある展望デッキ近くのベンチからは、遠くの街並みや空を眺められます。

ここでスマートフォンを置いて景色に集中する時間は、デジタルデバイスから離れて頭をすっきりさせるのに効果的でした。

自分のペースで過ごせる環境が、この庭園の大きな魅力です。

散歩がもっと楽しくなる見どころと多様な過ごし方

ただ歩くだけでなく、さまざまな楽しみ方ができるのが目黒天空庭園の魅力です。

気分に合わせて過ごし方を選べるので、何度訪れても新しい発見があります。

散歩コースの途中で景色を堪能したり、図書館で一息ついたり、その日の気分で自由に組み合わせることで、あなただけの特別な時間を過ごせます。

四季の庭や日本庭園で感じる季節の移ろい

庭園内には、季節の移ろいを肌で感じられるエリアが点在しています。

特に「四季の庭」や日本庭園では、訪れるたびに異なる表情の植物が出迎えてくれます。

約7,000㎡の敷地には、桜やアジサイなど、約30種類の樹木や草花が植えられており、一年を通して飽きることがありません。

都会の真ん中にいることを忘れるほど豊かな緑の中でゆっくりと深呼吸すれば、仕事の疲れも和らいでいくのを感じられます。

展望デッキから望む富士山や夜景

庭園で最も高い地上35mの場所にあるのが展望デッキです。

ここからは、西側に広がる景色を一望できます。

空気が澄んだ冬の日には、遠くに美しい富士山のシルエットを望むことができます。

また、開園時間は午後9時までなので、夕暮れ時や夜には新宿の高層ビル群がきらめく夜景スポットに変わります。

眼下に首都高速道路を走る車のライトを眺めながら物思いにふける時間は、考えを整理したい時にぴったりです。

併設の目黒区立大橋図書館での読書

庭園は、隣接するクロスエアタワーの9階にある「目黒区立大橋図書館」と直結しています。

散歩の途中で気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。

図書館で気になった本を借りて、庭園内のベンチで読書をするのも、この場所ならではの贅沢な過ごし方といえます。

静かな環境なので、集中して本の世界に没頭できます。

散歩で体を動かした後に、読書で心を落ち着ける。

そんな知的な休日を過ごしたい日に、最適な組み合わせです。

犬の散歩や子連れに嬉しいバリアフリー設計

目黒天空庭園は、誰もが快適に過ごせるように配慮された設計が特徴です。

ループ状の園路はなだらかなスロープになっており、階段がありません。

平均勾配は約6%で、ベビーカーや車椅子でもスムーズに散策できます。

また、事前に管理棟で「ペットお散歩登録」を済ませれば、愛犬と一緒に散歩を楽しむことも可能です。

休日にお子さんやペットと一緒に、安全な環境で気兼ねなくリフレッシュできる場所として利用されています。

隣接するオーパス夢ひろばでのアクティビティ

散歩だけでなく、もっと体を動かしたいと感じたら、庭園に隣接する「オーパス夢ひろば」へ足を運んでみましょう。

こちらにはフットサルコートや多目的広場があり、よりアクティブに過ごしたい日に応えてくれます。

夏場には子どもたちが水遊びを楽しめる「じゃぶじゃぶ池」も開放されます。

静かな散歩でリラックスした後に、フットサルで汗を流してリフレッシュするという、メリハリのある一日を過ごすこともできます。

園内で栽培されたぶどうから造られるワイン

目黒天空庭園のユニークな取り組みとして、園内でのぶどう栽培とワイン醸造が挙げられます。

園内の一角で育てられているのは、赤ワイン用の「マスカット・ベーリーA」という品種です。

ここで収穫されたぶどうを使い、山梨県甲州市のワイナリーで醸造され、年間約300本のオリジナルワインが生まれます。

この特別なワインはイベントなどで限定販売されることがあります。

散歩で訪れた庭園で育ったぶどうのワインを味わうという、物語のある体験も魅力の一つです。

訪問前に確認したい目黒天空庭園の基本情報

目黒天空庭園での散歩を心ゆくまで楽しむために、事前に知っておきたい基本情報をまとめました。

特に、朝早くから夜遅くまで開園している点は、ライフスタイルに合わせて利用できる嬉しいポイントです。

開園時間と利用料金

目黒天空庭園は、午前7時から午後9時まで開園しています。

朝の澄んだ空気の中で散歩したり、仕事帰りに夜景を眺めながらリフレッシュしたりと、さまざまな時間に利用できるのが魅力です。

また、これほど整備された庭園でありながら、利用料金は無料です。

思い立った時にいつでも気軽に立ち寄れます。

混雑状況とおすすめの時間帯

目黒天空庭園は「穴場」スポットとして知られており、都心の公園にありがちな激しい混雑はほとんどありません。

特に静かに過ごしたいなら、平日の午前中や、陽が傾き始める夕方の時間帯がおすすめです。

週末や祝日の昼間は、家族連れやカップルで多少賑わうこともあります。

しかし、庭園自体が広々としたループ状になっているため、窮屈さを感じることなく自分のペースで散歩を楽しめます。

散歩前後に立ち寄れる周辺のランチやカフェ

庭園のある池尻大橋駅周辺には、散歩の前後で立ち寄れる素敵なカフェや飲食店が揃っています。

気分に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

散歩で小腹が空いたら美味しいパンをテイクアウトしたり、歩いた後にカフェでゆっくり考え事をしたりと、庭園と組み合わせることで充実した一日を過ごせます。

まとめ

この記事では、首都高速道路の真上という特別な場所にありながら、驚くほど静かな時間を過ごせる目黒天空庭園の魅力と、おすすめの散歩コースをご紹介しました。

都会の喧騒から少し離れて、考え事をしたり頭をすっきりさせたりしたいと感じたなら、ぜひ次の休日に足を運んでみてください。

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