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【週末散歩】御殿山と北品川で心身リフレッシュ|3時間で巡るミニ登山と歴史の坂道

リモートワークでの運動不足を感じつつも、休日は心からリフレッシュしたい、そう考えていませんか。

都心にありながら、気軽に楽しめるミニ登山と江戸の歴史散策を一度に体験できるのが、御殿山・北品川エリアの魅力です。

この記事では、品川神社の富士塚から徳川家ゆかりの坂道を巡る約3時間のモデルコースを解説します。

歴史的な風情と再開発による洗練された空間が隣り合わせになった風景は、きっとあなたの感性を心地よく刺激してくれます。

目次

御殿山と北品川が週末の散歩に最適な理由

リモートワークが続いて気分が晴れない、いつもの休日の過ご方に物足りなさを感じている、そんなことはありませんか。

もし都内で手軽に非日常を味わえる場所を探しているなら、御殿山・北品川エリアがぴったりです。

このエリアが週末の散歩にふさわしい理由は、ただ景色が良いだけでなく、心と体をリフレッシュできるユニークな体験が凝縮されているからです。

江戸の歴史を感じる場所、都心で楽しめるミニ登山、そして新旧が融合した美しい街並み。

これから、このエリアが持つ3つの魅力についてご紹介します。

江戸時代から続く桜の名所としての歴史

御殿山は、その名の通り、かつて徳川将軍家の品川御殿があった由緒ある高台の地です。

江戸時代から桜の名所として知られ、多くの人々で賑わいました。

その様子は歌川広重の浮世絵にも描かれるほどで、当時は数百本もの桜が咲き誇っていたと伝わります。

今も残る旧東海道品川宿の面影や、歴史ある坂道を歩けば、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

都心で気軽に楽しめる品川神社の富士塚登山

「富士塚」とは、富士山信仰に基づき、富士山に登るのと同じご利益があるとされる人工の山のことです。

北品川にある品川神社には、その富士塚があり、気軽にミニ登山を楽しめます。

高さ約15メートルの品川富士は、5分もかからずに登頂でき、頂上からは京急線の電車や街並みを一望できるユニークな景色が広がります。

運動不足を感じている方でも、心地よい達成感を手軽に得られます。

歴史とモダンが共存する魅力的な街並み

このエリアの大きな魅力は、歴史的な雰囲気と再開発によって生まれた洗練された空間が隣接していることです。

閑静な住宅街の坂道を抜けると、御殿山庭園や現代的な建築物が現れます。

特に、かつて原美術館があった周辺の洗練されたデザインは、クリエイティブな仕事をしている方にとって新しいインスピレーションの源になります。

歴史散策の後に緑豊かな庭園で一休みしたり、運河沿いのおしゃれなカフェで過ごしたりと、気分に合わせて様々な楽しみ方ができる街です。

3時間で心身リフレッシュできる散歩モデルコース

それでは、リモートワークでなまった身体を動かし、クリエイティブな感性を刺激する散歩モデルコースをご紹介します。

ランチ休憩を含めて所要時間は約3時間、気軽に江戸の歴史と現代アートが共存する街の魅力を満喫できます。

このコースを歩けば、普段の生活では得られない発見と心安らぐ時間を通じて、心も身体もすっきりとリフレッシュされるはずです。

スタート地点の京急線北品川駅

散歩の始まりは、京急線の北品川駅です。

ビッグターミナルであるJR品川駅から一駅隣とは思えない、どこか懐かしい空気が流れています。

まずは駅前の旧東海道品川宿の面影が残る商店街を歩き、最初の目的地である品川神社を目指しましょう。

東京十社の一つ品川神社でのミニ登山

品川神社は、明治天皇が東京の鎮護と万民の安寧を祈願して定めた「東京十社」の一つに数えられる格式高い神社です。

ここでの一番のお楽しみは、境内にある「品川富士」と呼ばれる富士塚でのミニ登山体験になります。

階段は少し急ですが、わずか5分ほどで山頂に到着します

頂上から見下ろす京急線の電車や街並みはユニークな景色で、運動不足の解消にもなり、心地よい達成感を味わえます。

大名屋敷の記憶を辿る御殿山の坂道巡り

品川神社を後にして、閑静な住宅街が広がる御殿山エリアへ向かいます。

この一帯は、江戸時代に将軍家の鷹狩りの休息所である「品川御殿」が置かれ、その後大名屋敷が立ち並んだ由緒ある高台でした。

くらやみ坂や相模坂といった名前の由来に思いを馳せながら歩く時間は、あなたの知的好奇心を満たしてくれます。

緩やかな坂の先に広がる景色に、かつての風景を重ねてみるのも一興です。

四季折々の自然が美しい御殿山庭園

坂道を上りきると、都会のオアシス「御殿山庭園」が見えてきます。

この庭園は、世界的な建築家・磯崎新氏が設計を手がけた場所で、計算された美しさが魅力です。

約2,000坪の敷地には滝や池が配され、桜や紅葉など四季折々の自然が訪れる人の目を楽しませてくれます。

緑豊かな景色を眺めながらベンチで一休みすれば、日々の仕事の疲れも癒やされていきます。

運河沿いのBreadworksで楽しむランチタイム

散策でお腹が空いたら、天王洲運河沿いにあるベーカリーレストラン「Breadworks」でランチ休憩にしましょう。

倉庫をリノベーションしたおしゃれな空間と、運河を眺められる開放的なテラス席は、心からリラックスできる特等席です

焼きたてのパンはもちろん、新鮮な野菜をふんだんに使ったデリプレートも楽しめます。

ウェブデザイナーのあなたなら、この空間のデザインからもきっと良いインスピレーションを得られるでしょう。

ゴール地点のJR品川駅または大崎駅

美味しいランチで心もお腹も満たされたら、散歩も終盤です。

BreadworksからJR品川駅または大崎駅までは、どちらも徒歩15分ほどで到着します。

交通の便が良く、散歩の終わりもスムーズです。

心地よい疲労感とともに、充実した半日を振り返ってみてください。

新しい発見に満ちたこの散歩は、あなたの週末を特別なものにしてくれます。

散策がもっと楽しくなる御殿山・北品川エリアの知識

モデルコースを歩く前に、このエリアが持つ歴史的な背景や文化を知っておくと、目の前の風景がより一層深く、面白く見えてきます。

何気ない坂道や通りの一つひとつに物語が秘められており、その背景知識が散策を豊かな体験へと変えてくれるのです

これから紹介する3つの知識は、あなたの知的好奇心を刺激し、御殿山・北品川エリアの魅力を何倍にも感じさせてくれます。

徳川家ゆかりの地「御殿山」の由来

「御殿山」という地名は、江戸時代初期にこの地に建てられた徳川将軍家の別荘「品川御殿」に由来します。

ここは、将軍が鷹狩りを行う際の休憩所や、賓客をもてなす茶会の場として利用されました。

特に、八代将軍・徳川吉宗の時代には多くの桜が植えられ、桜の名所として江戸の庶民に開放されたことで有名です。

約600本もの桜が咲き誇る様子は多くの浮世絵にも描かれ、江戸一番の行楽地として賑わいました。

今歩いている閑静な住宅街が、かつては多くの人々で賑わう一大レジャースポットだったと想像すると、散歩がより感慨深いものになります。

旧東海道品川宿が残す江戸の面影

京急線北品川駅の周辺に広がる商店街は、かつての「旧東海道」です。

品川宿は、日本橋を出て最初の宿場町であり、江戸の玄関口として重要な役割を担っていました。

旅人たちが泊まる旅籠や商店が軒を連ね、大変な賑わいを見せていた場所です。

道幅が現在の幹線道路に比べて狭いことや、緩やかにカーブしている道筋に、当時の面影を色濃く感じ取れます。

今も残る寺社や古い建物を眺めながら歩くと、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえるでしょう。

再開発で誕生したアートと緑の空間

歴史ある御殿山の高台は、再開発によって新たな魅力をまといました。

その象徴が、オフィスやホテル、美しい庭園からなる複合施設「御殿山トラストシティ」です。

歴史と自然を尊重しながら現代的な機能を取り入れた空間は、このエリアの大きな見どころです。

敷地内にある約2,000坪の広さを誇る「御殿山庭園」は、建築家・磯崎新氏が設計を手がけました。

四季折々の草花や滝、茶室が配された美しい日本庭園で、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

歴史を感じる土地に生まれたモダンな建築とアートに触れることで、新しいインスピレーションが得られます。

まとめ

この記事では、御殿山と北品川エリアで、江戸の歴史を感じる坂道散策とミニ登山を一度に体験できる約3時間のモデルコースをご紹介しました。

歴史的な風情と再開発による洗練された空間が共存するユニークな街並みは、心と体に新しい刺激を与えてくれます。

次の週末は、この記事を参考に準備を整えて、心身をリフレッシュする特別な散歩へ出かけてみてください。

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