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【地図あり】泉岳寺の歴史と高輪ゲートウェイ周辺を巡る週末散歩モデルコース|所要3時間

江戸時代の歴史が息づく泉岳寺と、未来的なデザインが目を引く高輪ゲートウェイ。

この二つの場所を巡る散歩は、まるで時間旅行をしているかのような不思議な感覚を味わえます。

この記事では、赤穂浪士が眠る泉岳寺から山手線の新駅・高輪ゲートウェイまで、古さと新しさが共存する港区の魅力を約3時間で満喫できるモデルコースを地図付きで詳しく紹介します。

この記事でわかること

目次

泉岳寺と高輪ゲートウェイ、東京の時を巡る散歩の魅力

泉岳寺周辺の散策は、江戸時代の歴史が息づく静かな空間と、未来的なデザインが印象的な高輪ゲートウェイを同時に体験できる、時間旅行のような感覚を味わえる点が大きな魅力です。

二つのエリアは徒歩圏内にありながら、まったく異なる表情を見せてくれます。

歴史の重みと未来への期待感が共存する場所を歩けば、あなたの知的好奇心は満たされ、新しいインスピレーションが湧き上がります。

江戸の歴史と令和の未来が交差する体験

この散策の最大の魅力は、赤穂四十七士が眠る泉岳寺から歩き始め、わずか数分で2020年に開業した高輪ゲートウェイ駅に到着できる点にあります。

泉岳寺では約400年前の忠臣蔵の物語に思いを馳せ、一方で高輪ゲートウェイでは建築家の隈研吾氏が手がけた日本の伝統美と最新技術が融合したデザインに触れられます。

短い距離で数百年の時を一気に飛び越える感覚は、他の場所ではなかなか味わえない特別な散策体験となるのです。

カメラ好きの心を捉える新旧対比の風景

泉岳寺から高輪ゲートウェイにかけてのエリアは、写真撮影が好きな方にとって、歴史的建造物と近代建築を一枚の写真に収められる絶好のロケーションです。

例えば、旧東海道の面影を残す高輪大木戸跡の石垣の向こうに、障子をモチーフにした高輪ゲートウェイ駅の白い大屋根が見える景色は、ここならではのユニークな構図といえます。

古いものと新しいものが織りなすコントラストは、あなたのデザインセンスを刺激し、創作意欲をかき立てる一枚につながります。

都心で味わう静かで知的な街歩き

山手線の新駅が開業したエリアでありながら、泉岳寺や周辺の坂道は都心とは思えないほど静かで落ち着いた雰囲気を保っています。

泉岳寺の境内は静寂に包まれ、観光地の喧騒から離れて、自分のペースでじっくりと史跡巡りを楽しみたい方には最適な環境です。

騒がしさを忘れさせてくれる穏やかな時間の中で、歴史と向き合う知的な街歩きができます。

所要3時間、泉岳寺から始める週末散歩モデルコース

江戸時代の歴史が眠る静かな寺院から、未来を感じさせる新しい駅舎へ。

この散歩コースでは、東京が持つ時間の重なりを肌で感じられる点が最大の魅力です。

カメラを片手に、新旧のコントラストが美しい風景を探しに出かけましょう。

約3時間で、港区の奥深い魅力を満喫できるルートをご案内します。

スタート地点の都営浅草線泉岳寺駅

散策の始まりは、都営浅草線「泉岳寺」駅です。

改札を出てA2出口から地上へ向かうと、目の前に第一京浜が広がり、都心でありながらも落ち着いた空気が流れています。

ここから、歴史と未来が交差する旅が始まります。

まずは泉岳寺を目指して歩き出しましょう。

徳川家康創建、赤穂浪士が眠る泉岳寺

泉岳寺は、慶長17年(1612年)に徳川家康が外桜田に創建した曹洞宗の寺院です。

最大の所は、なんといっても「忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士の墓所があることでしょう。

境内には大石内蔵助をはじめとする47名の義士の墓石が静かに並び、訪れる人々に彼らの物語を伝えます。

毎年12月14日には義士祭が催され、多くの参拝者で賑わいます。

歴史の重みを感じながら、ゆっくりと境内を巡ってみてください。

旧東海道の面影を残す高輪大木戸跡

泉岳寺から第一京浜を品川方面へ少し歩くと、国指定史跡である「高輪大木戸跡」が見えてきます。

ここは江戸の南の玄関口として設置された関所で、旅人の往来を管理していました。

現在も道路の両脇に高さ約3.6メートル、幅約7.2メートルの石垣が残されており、交通量の多い国道沿いに江戸時代の面影を伝えています。

現代の風景の中にたたずむ石垣は、まさに時代の境界線を感じさせるスポットです。

隈研吾氏設計、高輪ゲートウェイ駅の建築美

高輪大木戸跡のすぐ先には、未来的なデザインが目を引く高輪ゲートウェイ駅が姿を現します。

建築家・隈研吾氏が設計を手がけたこの駅舎は、日本の伝統的な折り紙や障子をモチーフにしています。

全長約120メートルに及ぶ膜屋根は自然光を優しく取り込み、開放的で温かみのある空間を作り出しています。

駅舎の随所に木材が使われており、近代建築でありながら日本の美意識を感じさせるデザインは、デザイナーや建築好きの心をとらえます。

伊皿子坂を上り高輪台のカフェで一休み

未来的な建築を堪能した後は、少し落ち着いたエリアへ足を延ばしましょう。

「伊皿子(いさらご)」という地名は、中世の銀貨「いさらご銭」を作っていた職人が住んでいたことに由来するといわれています。

この伊皿子坂をはじめ、高輪エリアには風情のある坂道が点在します。

坂を上りきった高輪台駅周辺には、散歩の休憩にぴったりのカフェが見つかります。

例えば、「TULLY’S COFFEE Wing高輪店」で一息つきながら、撮影した写真を見返すのも良い時間になります。

散策の途中に立ち寄りたい周辺のおすすめスポット

モデルコースから少し足を延ばすだけで、泉岳寺や高輪ゲートウェイとは異なる魅力に出会えます。

ここでは、散策の満足度をさらに高めてくれる3つのスポットを紹介します。

歴史の舞台や風情ある坂道、そして上質な時間を過ごせるカフェで、街歩きに彩りを加えてみませんか。

これらのスポットは、それぞれ異なる趣を持っており、散策のテーマである「古さと新しさの共存」をより深く体感させてくれます。

閑静な境内が魅力の東禅寺

泉岳寺からほど近い東禅寺は、日本で最初のイギリス公使館が置かれた場所として、幕末史において重要な役割を果たした寺院です。

その歴史的背景から、境内は静かで落ち着いた空気に包まれています。

1859年に初代公使ラザフォード・オールコックが着任して以来、1861年と1862年の二度にわたり攘夷派の浪士に襲撃されるという、激動の歴史の舞台となりました。

都心にありながらも静寂が保たれた境内で、歴史の出来事に思いを馳せる時間は、知的な探求心を満たしてくれます。

泉岳寺の赤穂浪士の物語とは違う側面から江戸末期の歴史に触れられるため、より多角的にこのエリアの背景を理解できます。

江戸時代から続く風情ある伊皿子坂

散策コースの終盤に現れるのが、伊皿子坂(いさらござか)です。

二本榎通りから第一京浜へと下る、江戸時代からその名が残る坂道で、高輪エリア特有の地形を感じられます。

緩やかなカーブを描きながら約400メートル続く坂の両脇には寺院が点在し、歩くだけで歴史的な街並みの雰囲気を味わえるでしょう。

高低差のある風景は、カメラ好きの心をとらえる絶好の撮影スポットになります。

起伏に富んだ道を歩くことで、地図上だけではわからない街の立体感や歴史の積み重ねを肌で感じられます。

上質なチョコレートが楽しめるリンツショコラ ブティック&カフェ品川店

歴史散策で少し疲れたら、甘いもので休憩するのはいかがでしょうか。

リンツショコラ ブティック&カフェ品川店は、175年以上の歴史を持つスイスのプレミアムチョコレートブランド「リンツ」の直営店です。

店内では、濃厚なカカオの風味が楽しめる「リンツ ショコラドリンク」は780円(税込)から味わえます。

洗練された空間で散策の思い出を振り返りながら過ごす時間は、歩いた疲れを心地よく癒やしてくれます。

江戸の歴史を感じる散歩の最後に、現代的で上質なカフェに立ち寄るという対比も、このエリアならではの楽しみ方です。

散歩で訪れる二つの名所、泉岳寺と高輪ゲートウェイ

このエリアの散歩では、江戸時代の歴史が息づく静寂な空間と、未来を感じさせる新しい街並みが隣接する、東京ならではのダイナミックな時間の流れを肌で感じられます。

歴史と未来、二つの異なる魅力を一度に味わえるのが、この散策の醍醐味です。

二つの場所を続けて訪れることで、400年以上の時を超えた東京の変遷を実感し、まるでタイムスリップしたかのような不思議な感覚を楽しむことができます。

忠臣蔵の舞台、泉岳寺の歴史と見どころ

泉岳寺は曹洞宗の寺院で、徳川家康が1612年に創建した歴史ある場所です。

特に、主君の仇を討った「忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士が眠る墓所があることで有名です。

境内には、討ち入りを果たした赤穂四十七士全員の墓が整然と並び、400年近く経った今でも多くの人々が線香をあげに訪れます。

墓所の静かで厳かな雰囲気は、彼らの忠義心と物語の重みを現代に伝えています。

義士たちの遺品などを展示する赤穂義士記念館も併設されており、物語への理解をより深めることが可能です。

歴史の舞台に実際に立つことで、物語の登場人物たちの息づかいが感じられるような、深い感動を得られるでしょう。

再開発で進化する街、高輪ゲートウェイのデザイン

高輪ゲートウェイは、2020年に開業した山手線の新しい駅を中心とする再開発エリアです。

建築家の隈研吾氏が設計を手がけた駅舎は、日本の伝統的な美意識と最新の技術が見事に融合しています。

駅舎の最も印象的な部分は、日本の障子をモチーフにした大きな膜屋根です。

この屋根は、日中は自然光を優しく取り込み、夜は駅構内の光で柔らかく輝きます。

福島県産の杉など、国産の木材をふんだんに使用した柱や壁面は、温かみのある空間を演出し、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。

駅周辺では今も開発が進んでおり、未来の東京の姿を予感させる活気にあふれています。

古いものと新しいものが共存するこの街で、未来に向かって進化し続ける東京のデザインに触れてみてください。

まとめ

この記事では、江戸時代の歴史が息づく泉岳寺と、未来的なデザインの高輪ゲートウェイ周辺を巡る約3時間の散歩モデルコースをご紹介しました。

400年以上の時を超えた東京の歴史と未来が交差する、時間旅行のような体験ができる点が最大の魅力です。

ご紹介した地図を参考に、カメラを片手に歴史と未来が共存する街へ、あなただけの発見を探しに出かけてみてください。

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