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【2025年】食と緑の空中庭園の現状|西武池袋屋上庭園は池袋駅ビルの都会のオアシス

日々、都会の喧騒やデジタル通知に追われ、精神的な余白がなくなっていると感じていませんか。

池袋駅直結の西武池袋本店屋上に広がる食と緑の空中庭園は、大規模な改装工事の最中ではありますが、変わらずに空の広さを感じられる貴重な都会のオアシスです。

この記事では、水抜きが行われているモネの睡蓮の庭の現状や、季節の草花が彩る植栽エリア、そして昭和の情緒を残すフードカートの営業情報など、現地を訪れる前に確認すべきリアルな最新状況を解説します。

ほんの少しの滞在でも、風を感じて深呼吸をすれば、強張った心がすっと軽くなります。

この記事でわかること

目次

改装工事が進む西武池袋本店屋上の利用可能なエリアと制限

西武池袋本店の改装工事に伴い、屋上庭園内でも利用できるエリアと制限されているエリアがあることを把握するのが重要です。

目的の場所が現在どのような状態にあるのか、訪れる前に確認しておきましょう。

モネの睡蓮の庭における池の水抜きと立ち入り規制の現状

フランスの画家クロード・モネの作品からインスピレーションを得たモネの睡蓮の庭は、現在大きな変化の過渡期にあります。

2025年6月時点では、庭園の奥側にある池の周辺にバリケードが設置されており、以前のように水辺の近くまで立ち入ることはできません

管理がされなくなって廃墟化してるという噂だったんですが、わたしが行ったときはもうバリケードつくられて、奥に行けなくなっていました。

https://note.com/nokiainoue/n/n8a3d8aba1432

まだ奥の木や橋の鉄骨などは見えるけど、きれいにしてリニューアルしようとしているのか、つぶして更地にしようとしているのかはわからず。
管理にもお金かかるだろうし、放置すれば蚊の楽園になっちゃうし、手に負えないならしかたないですね…。

https://note.com/nokiainoue/n/n8a3d8aba1432

満開の睡蓮や水面を期待して訪れるとギャップを感じてしまいますが、現状を理解した上で散策しましょう。

手入れされた季節の草花を楽しめる手前側の植栽エリア

池の周辺は制限されていますが、屋上の通路沿いや手前側に広がる植栽エリアは、現在も美しく維持されています。

専門スタッフによって丁寧に管理されており、作り込みすぎない自然な景観(ビオトープ)として、四季折々の草花が都会の空の下で存在感を放っています。

行くたびに花が変わっているので、そうとう手がかかっていると思います。

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花壇みたいに整然としすぎず、適度な野放し感がちょうどいいです。

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無骨な鉄骨の感じが植物園のバックヤードぽい。

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工事用の資材や鉄骨と、生き生きとした植物が織りなす独特のコントラストを楽しんでください。

多くのファンが訪れる鶴仙園やフードカートの営業継続

昭和のデパート文化を今に伝えるサボテン・多肉植物専門店の鶴仙園は、改装中も変わらず営業を続けています。

名物の手打ちうどん「かるかや」やベトナム料理などを提供するフードカートも稼働しており、ランチタイムや休憩に訪れる人々で活気づいています。

屋上のサボテンやさんは往時のように賑わっていました。

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ここにはサボテン屋さんや金魚屋さん(フィッシュショップ)もあって、ここも好きでよく寄っていたポイントだったのですが、リニューアルでなくなってしまうそうです。
昭和のデパートの屋上といったらだいたいこの2つと、あとミニ遊園地(遊具)が揃っていたものなんですが、最近はあまり見なくなりました。

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景色の一部に変化はあっても、美味しい食事と植物選びを楽しむ「食と緑」の体験は十分に満足できます。

池袋駅直結のビル屋上に広がる都会のオアシスとしての特徴

池袋駅という巨大ターミナルの真上に位置しながら、静寂と自然を感じられる空間設計が最大の特徴です。

ショッピングや通勤の合間にエレベーターで9階へ上がるだけで、地上の喧騒から完全に切り離された別世界へアクセスできます。

ここでは、商業施設の屋上という制約の中で実現された、独特な景観と空間の魅力を整理します。

西武池袋本店屋上は、単なる休憩所にとどまらず、都市生活者が精神的な休息を得るために必要な要素を凝縮した場所として機能しています。

クロード・モネの絵画に着想を得た自然な庭園デザイン

この庭園は、フランスの画家クロード・モネが愛したノルマンディーの自宅庭園を模して造られた「睡蓮の庭」がコンセプトの核となっています。

一般的な整形式庭園とは異なり、自然のままの植生を生かした「ビオトープ」としての側面を持ち、季節ごとに異なる表情を見せる草花が計算されて配置されています。

現在はリニューアル工事の影響で池の水が抜かれていますが、それでも約5,800㎡の敷地内に点在する植栽エリアには、約80種類以上の草花が息づいています。

華美な装飾を排し、あえて雑草のような野趣を残す手入れの手法は、訪れる人に作られた不自然さを感じさせず、深い安らぎを与えます。

この屋上には、オフィーリアが浸かってそうな沼があります(モネの睡蓮を目指していたそう)。ビルのてっぺんでこんなこと可能なの、っていうくらい、人工ぽさがない沼です。しかもけっこうでかい。
ある意味、手入れと配色とバランスの行き届いた完璧な自然さ、に人の手を感じるかもしれない。いちばん難しいのはナチュラルメイク、というあれです。日本の場合、何もしなければ全部枯れるか、セイタカアワダチソウの楽園になるだろうと思います。がんばってしまうと花壇みたいになるし。

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行くたびに花が変わっているので、そうとう手がかかっていると思います。

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植物園のように完璧に管理された美しさとは一線を画す、人の手による繊細なコントロールが生み出す「自然な風景」こそが、この場所が多くの人を惹きつける理由です。

高層ビル群の隙間で空と風を感じられる開放感

屋上庭園における開放感とは、視線を上げた際に空の広さをダイレクトに認識できる空間的な余白を指します。

周囲を高層ビルに囲まれた池袋の谷間にありながら、この屋上だけはぽっかりと空に向かって開かれており、地上では感じられない風の流れを肌で感じられます。

ベンチに座って空を見上げると、視界に入るのは流れる雲と周囲のビルの上層部だけであり、地上の雑多な看板や人混みは一切目に入りません。

平日午前中などの比較的空いている時間帯に訪れれば、都会の真ん中にいることを忘れてしまうほどの静けさと広がりを独占できます。

これが屋上にあるのが不思議な感じ。地続きでないからこそ、背後に空が開けて幻想的に見えるのかも。

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物理的に空に近いという事実は、日々の閉塞感から解放されるための最も手軽で効果的な手段となります。

人工的な鉄骨と植物が織りなす独特な風景美

ここでの風景美とは、植物の緑と建物の設備や配管といった無機質な構造物が共存することで生まれる独特の景観です。

改装工事に伴う仮囲いや足場などの鉄骨がむき出しになっている箇所もありますが、それがかえって植物の生命力を際立たせ、廃墟に花が咲いているような物語性を感じさせます。

青々とした植物の背景に、錆びついたような色合いの鉄骨やコンクリートが重なる構図は、写真愛好家の間でも「絵画的」であると評価されています。

整いすぎた美しさではなく、都市の代謝と自然の営みが交錯する瞬間の美しさは、変化し続ける東京の縮図のようです。

案内板の時点でおしゃれだなと思う。背景を草ぼうぼうにすることで成立するデザイン。

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どこを撮っても絵画みたいな写真になります。
屋上のビオトープという試み自体は他にもあるけど、ここまで自然なつくりこみはなかなかないのでは。

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無骨な鉄骨の感じが植物園のバックヤードぽい。

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意図せず生まれたこの独特な風景は、施設が完全にリニューアルされるまでの今この瞬間にしか味わえない、儚くも力強い美しさを持っています。

青空の下で楽しむ個性的な屋上グルメと懐かしい店舗体験

改装工事が進む中でも、西武池袋本店屋上は個性豊かな飲食店や昭和の情緒を感じる店舗が営業を続けており、訪れる人々に楽しみを提供しています。

美しい景色だけでなく、五感で楽しめるコンテンツが充実している点は見逃せません。

名物手打ちうどんかるかやなどバラエティ豊かな食事

フードカートエリアとは、屋台スタイルの店舗が集まり、手軽に本格的な味を楽しめる飲食スペースのことです。

ここには名物の「かるかや」をはじめ、ベトナム料理の「フォーおいしい」や台湾料理店など、複数の専門店が軒を連ねており、本格的な世界の味を堪能できます。

好みの料理を選び、屋外で風を感じながら食事をする時間は格別です。

家族や友人とテーブルを囲める広々としたテラス席

オープンテラスは、壁や天井に囲まれていないため、視界が開けており開放感抜群の座席スペースです。

敷地内には多数のベンチやテーブルが設置されており、滑り台のようなユニークな形状の椅子も点在しています。

天気の良い日には、都会の喧騒を忘れてピクニック気分を味わえます。

金魚販売や神社参拝ができる昭和のデパート文化の名残

デパートの屋上文化とは、かつて多くの百貨店で見られた、遊園地やペットショップなどを備えた複合的な娯楽空間を指します。

西武池袋屋上には、観賞魚を扱う店舗や伏見稲荷神社といった2つの象徴的な施設が現在も残っており、懐かしい昭和の雰囲気を色濃く残しています。

ここにはサボテン屋さんや金魚屋さん(フィッシュショップ)もあって、ここも好きでよく寄っていたポイントだったのですが、リニューアルでなくなってしまうそうです。
昭和のデパートの屋上といったらだいたいこの2つと、あとミニ遊園地(遊具)が揃っていたものなんですが、最近はあまり見なくなりました。

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さらに神社もあります。こういう幕の内弁当かお子様ランチみたいな、なんでも揃える感じ(「デパート」の当初のコンセプトもそれですよね)は昭和っぽくて落ち着きます。

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祠があったところに建物を建てたので屋上に移転していただいた、という感じではなく、ちゃんと木や垣に囲まれてたり、石が敷かれてます。

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近代的なビルの中に息づく歴史ある空間は、訪れる人の心に安らぎを与えます。

人混みを避けて心を整えるための静かな休憩時間の活用

忙しい日常の中で精神的な余白を取り戻すために、西武池袋本店屋上で過ごす静寂の時間と具体的な活用法を提案します。

スマートフォンをしまってベンチで読書に没頭するひととき

デジタルデトックスとは、意図的にデジタル機器から距離を置き、情報の過多による脳の疲労を回復させる休息法です。

常に通知や連絡に追われる現代人にとって、物理的にスマートフォンを鞄の奥にしまい、活字の世界に没入する時間は、心の均衡を保つために欠かせない要素となります。

地上9階に位置する約5,800㎡の広大な屋上空間は、駅前の喧騒が届きにくい構造になっており、わずか15分程度の滞在でも深いリラックス効果を得られます。

現在、庭園の一部は改装工事中ですが、利用可能なエリアには木陰のベンチやユニークな形状の椅子が点在しており、誰にも邪魔されずに本を広げるには最適な環境が整っています。

案内板の時点でおしゃれだなと思う。背景を草ぼうぼうにすることで成立するデザイン。

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無骨な鉄骨の感じが植物園のバックヤードぽい。

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花壇みたいに整然としすぎず、適度な野放し感がちょうどいいです。

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意識的に情報を遮断し、目の前の文章と風の音だけに集中することで、短時間でも驚くほど頭の中がクリアになります。

夕焼けや夜景を眺めて気分転換する仕事帰りの立ち寄り

仕事終わりのスイッチの切り替えは、勤務モードからプライベートな自分へと戻るための重要な儀式です。

オフィスの蛍光灯の下で緊張し続けた神経を、自然の風と開放的な景色によって緩めることで、その日のストレスをリセットし、心地よい疲れへと変化させることができます。

日没を迎える17時から18時以降の時間帯は、空の色が青から茜色、そして群青色へと移ろいゆく美しいグラデーションを楽しめる特等席となります。

池袋駅周辺の高層ビル群が放つ人工的な光と、屋上の植物が織りなすシルエットの対比は、地上では味わえない独特の浮遊感をもたらします。

これが屋上にあるのが不思議な感じ。地続きでないからこそ、背後に空が開けて幻想的に見えるのかも。

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どこを撮っても絵画みたいな写真になります。
屋上のビオトープという試み自体は他にもあるけど、ここまで自然なつくりこみはなかなかないのでは。

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視界を遮るもののない広い空を眺めて深呼吸をするだけで、明日への活力が自然と湧いてきます。

比較的空いている平日午前中などの狙い目となる時間帯

穴場の時間とは、人影がまばらで周囲の話し声を気にすることなく、庭園の静寂を独り占めできる贅沢なタイミングを指します。

特に改装工事の影響で立ち入り可能エリアが限定されている2025年現在は、混雑を避けて快適なスペースを確保するために、訪問時間の工夫がこれまで以上に重要です。

百貨店の開店直後である午前10時から11時の間は、買い物客やランチ目的の利用者がまだ少なく、自分好みのベンチを選びやすい状況にあります。

また、平日の午後15時前後の時間帯も、昼食のピークが過ぎて穏やかな空気が流れているため、静かに思考を整理したい人には適しています。

混雑のピークを意図的に外して訪問計画を立てることで、都会の真ん中にいることを忘れるほどの深い安らぎを確実に享受できます。

食と緑の空中庭園を訪れるためのアクセスと施設情報

池袋駅直結という抜群の立地にあるこの庭園へスムーズに到着するためのアクセス方法と、天候や工事状況によって変動する営業情報を事前に把握するためのポイントを解説します。

西武池袋本店内のエレベーターやエスカレーターによる経路

この庭園は、西武池袋本店本館の最上階である9階屋上に位置しています。

広大なデパートの敷地内では、利用する昇降機によって到着場所が異なるため、迷わずに屋上へ出るためのルート把握が重要です。

地下1階や1階の入り口から入館した場合、中央付近にあるエレベーターを利用すると屋上階へスムーズにアクセスできます。

休日の昼間などエレベーターが混雑している際は、各階のショップを眺めながらエスカレーターで上昇するのも良い気分転換になります。

特に8階レストラン街からは階段やエスカレーターで直接屋上へ出られるため、食事前後の立ち寄りにも最適です。

西武池袋駅の改札を出てすぐに上層階へ移動することで、わずか数分で地上の喧騒から離れた空間へたどり着けます。

天候不良時における閉鎖基準と最新情報の確認手段

食と緑の空中庭園は屋根のない完全屋外の施設であるため、天候の影響をダイレクトに受けます。

楽しみにしていた訪問が無駄にならないよう、出発前の天候チェックや公式サイトでの情報確認が欠かせません。

雨天時や強風時、さらには猛暑による高温時などには、利用者の安全を考慮して庭園全体や一部エリアが閉鎖されます。

特に台風の接近時やゲリラ豪雨の予報が出ている日は、営業時間が短縮されるケースも珍しくありません。

晴れていても風が強い日はパラソルが閉じられ、テラス席の利用が制限されることがあります。

事前に気象情報を確認し、穏やかな天候の日を選ぶことが、快適な屋上時間を過ごすための第一歩です。

今後変化していく庭園の姿を見届けるための再訪

現在、西武池袋本店の改装計画に伴い、庭園の景観は過渡期を迎えています。

完成された美しい庭園だけでなく、変わりゆく街の姿を記録として記憶に留めることも、この場所を訪れる新たな意義となります。

2025年6月時点では、モネの睡蓮の庭がある奥側のエリアにバリケードが設置され、池の水も抜かれている状態です。

かつての満開の睡蓮や青々とした水面を期待して訪れると驚くことになりますが、その変化も含めて現在の「食と緑の空中庭園」の姿です。

実際に現地を訪れた人々からも、これからの変化を注視する声や、変わらず営業を続ける店舗への安堵の声が上がっています。

西武池袋本店の経営が変わるそうで、あのすてきな屋上、どうなるんでしょう。うどん屋さんやサボテン屋さんなどもまるっと閉店されるそうで、わたしが屋上に求めていたものの半分くらいが失われてしまう感じ。
本店のリニューアルの方針が女性向けラグジュアリー系らしいので、屋上庭園はできればそのまま残ってほしいです。この庭園、集客できますよ…

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管理がされなくなって廃墟化してるという噂だったんですが、わたしが行ったときはもうバリケードつくられて、奥に行けなくなっていました。

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まだ奥の木や橋の鉄骨などは見えるけど、きれいにしてリニューアルしようとしているのか、つぶして更地にしようとしているのかはわからず。
管理にもお金かかるだろうし、放置すれば蚊の楽園になっちゃうし、手に負えないならしかたないですね…。

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屋上のサボテンやさんは往時のように賑わっていました。

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完全に姿を変える前の、ある種の「隙間」とも言える今の空気感を味わうために、ぜひ一度足を運んでみてください。

まとめ

池袋駅の真上に広がる食と緑の空中庭園は、改装工事により一部のエリアで制限が設けられていますが、変わらずに深い安らぎと開放感を与えてくれる都会のオアシスです。

人混みに疲れたときは天気の良い日を選んで9階へ上がり、心地よい風の中で深呼吸をして自分を取り戻してください。

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