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雨の東京観光は丸の内・大手町へ|室内で楽しむおすすめ屋根付き散歩ルート

雨の日の外出は、人混みと傘で少し気疲れしてしまいますよね。

静かに過ごしたいと思っても、なかなか良い場所が見つからないものです。

しかし、そんな日だからこそ楽しめる特別な散歩が東京駅にはあります。

東京駅を中心に広がる快適な地下通路こそが、雨の日の憂鬱な気分を忘れさせてくれる心強い味方になるのです。

この記事では、地下通路を使って雨に濡れずに巡れる美術館や商業施設をご紹介します。

雨に煙る景色を楽しみながら、建築やアート、読書に没頭できる心穏やかな過ごし方がわかります。

目次

雨音を聴きながら巡る、丸の内・大手町の地下回廊

雨の日の散策をためらってしまう一番の理由は、やはり雨に濡れることへの憂鬱さです。

しかし、東京駅・丸の内エリアには、その心配を過去のものにする解決策があります。

東京駅を中心に広がる広大な地下ネットワークこそ、雨の日の散策を特別なものに変えてくれる最大の味方です。

地上の喧騒とは切り離された空間で、雨音をBGMに心穏やかな散歩を楽しんでみませんか。

東京駅を中心に広がる傘のいらない地下通路網

東京駅の地下は、単なる乗り換え通路ではありません。

丸の内、大手町、有楽町の主要なビルや商業施設へとつながる、巨大な地下都市のような空間が広がっています。

JR線や東京メトロ丸ノ内線の改札を出ると、そのまま丸ビル、新丸ビル、KITTE、丸の内オアゾといった商業施設へアクセス可能です。

一度地下に降りれば、傘を差すことなく目的地から目的地へと移動できます。

天候を気にすることなく、ショッピングや食事、美術鑑賞の計画を自由に組み立てられるのが魅力です。

地上とは違う静かで落ち着いた時間の流れ

雨の日の地下通路は、地上の傘の喧騒から嘘のように切り離されています。

聞こえるのは自分の足音と、遠くから響く列車の音だけ。

時間がゆっくりと流れるような感覚を味わえます。

多くの人が目的地へ急ぐ中でも、通路の脇にあるショーウィンドウを眺めたり、壁面に常設されたアートを鑑賞したりと、自分のペースで歩くことが可能です。

この静寂な空間は、頭の中を整理したり、新しいアイデアのヒントを探したりするのに最適な環境と言えます。

雨に濡れたレンガが美しい東京駅舎の眺め

地下通路から直結している丸ビルやKITTEの屋内展望スペースからは、雨に濡れてしっとりと輝く東京駅の赤レンガ駅舎を望むことができます。

特に丸ビル5階の展望テラスやKITTE6階の屋上庭園「KITTEガーデン」からは、駅舎の全景をガラス越しに、あるいは屋根のある場所から安全に眺められます。

水たまりに映る駅舎の灯りや、霧雨に煙る姿は、晴れた日には見ることのできない幻想的な風景です。

移動のストレスから解放される散歩の魅力

雨の日の移動で最も憂鬱なのは、傘を差しながら人とぶつからないように気を遣うことや、足元が濡れてしまうことではないでしょうか。

地下通路を使えば、そうした物理的・心理的な負担から完全に解放されます

お気に入りの革靴や、濡らしたくないバッグを持っている日でも、何も気にすることなく軽快に歩き回ることが可能です。

移動自体が快適であることで、目的地でのショッピングや美術鑑賞を心から楽しむ余裕が生まれ、一日を通して心穏やかに過ごせます。

アートと建築美に浸る知的な散歩ルート

雨の日の静けさは、アートや建築とじっくり向き合うのに最適な環境をつくります。

このルートでは、東京駅周辺に点在する歴史的な建造物や独創的なデザインの空間を巡り、知的好奇心を満たす散歩を楽しみます。

各スポットは地下通路や屋根のあるルートで繋がっており、雨に濡れる心配はありません。

傘を閉じて、雨音をBGMに心豊かな時間を過ごすことで、普段の散歩とは一味違う発見があるはずです。

旧東京中央郵便局の面影を残すKITTE

KITTEは、1931年に建設された旧東京中央郵便局の局舎を一部保存・再生した商業施設で、過去と現代が交差するデザインが魅力の空間です。

約1,450平方メートルの広さを誇る1階アトリウムは、三角形の吹き抜けから自然光が降り注ぎ、雨の日でも明るく開放的な雰囲気に満ちています。

無料で入館できるミュージアムで学術標本を眺めたり、建物の随所に残る歴史の痕跡を探したりと、思い思いの時間を過ごせます。

赤レンガが印象的な三菱一号館美術館

丸の内ブリックスクエアの一角に佇む三菱一号館美術館は、1894年に建てられた三菱一号館を可能な限り忠実に復元した美術館です。

年に3回から4回開催される企画展では、19世紀後半から20世紀前半の近代美術を中心に、多彩なアート作品に出会えます。

雨にしっとりと濡れた赤レンガと中庭の緑の対比は、晴れた日には見られない美しさがあり、訪れる人の心を静かに満たしてくれます。

ガラスの船底が圧巻の東京国際フォーラム

有楽町方面へ少し足を延ばすと、巨大な船のようなガラスの建造物、東京国際フォーラムが見えてきます。

ここは、建築家ラファエル・ヴィニオリが設計したコンベンション&アートセンターです。

全長約207メートル、高さ約60メートルの広大な吹き抜け空間は、ダイナミックな骨組みがむき出しになっており、その構造美に圧倒されます。

雨粒がガラスの屋根を叩く音を聞きながらこの巨大な空間に佇むと、まるで大きな船の中にいるかのような非日常的な感覚を味わえます。

美術館併設のCafé 1894で過ごす優雅なひととき

三菱一号館美術館の中にあるCafé 1894は、明治時代に銀行の営業窓口として利用されていた空間を復元したカフェです。

天井高8メートルを超える吹き抜けの空間には、当時の趣を残すカウンターや重厚な柱が配置され、まるでタイムスリップしたかのような気分に浸れます。

美術鑑賞の後にここで過ごす時間は、知的な散歩の締めくくりにふさわしい、心穏やかで満ち足りた記憶として残ります。

景色とショッピングを愉しむ心穏やかな散歩ルート

雨の日の散歩は、地上から少し目線を上げるだけで、いつもとは違う特別な景色に出会えます。

特に、丸の内エリアのビル群から眺める雨に煙る東京駅舎の姿は、この日しか見られない幻想的な美しさがあります。

喧騒を忘れさせてくれる景色と、洗練された空間での買い物を心ゆくまで愉しみましょう。

このルートを巡ることで、雨音をBGMに、移り変わる空模様と街並みを眺めながら、自分だけの穏やかな時間を見つけられます。

東京駅を一望する丸ビル・新丸ビルの展望スペース

無料で開放されている展望スペースは、雨の日のとっておきの場所です。

丸ビル5階のテラスと新丸ビル7階の「丸の内ハウス」からは、雨に濡れてしっとりと輝く東京駅の赤レンガ駅舎を正面に望むことができます。

行き交う傘の花を眼下に眺めながら、霧雨に包まれる高層ビル群をぼんやりと見つめる時間は、他では味わえない贅沢なひとときです。

温かい飲み物を片手に、心を空っぽにして景色に浸るのがおすすめです。

時が経つのを忘れてしまうほど、この場所でしか見られない情景が広がっています。

洗練された空間でのウィンドウショッピング

丸ビルと新丸ビルには、ただ商品を眺めるだけでなく、空間そのもののデザイン性やディスプレイの美しさを楽しめる店舗が軒を連ねています。

通路も広く設計されているため、雨の日でもゆったりと自分のペースで見て回れます。

国内外の上質なファッションブランドから、暮らしを彩るインテリア雑貨、こだわりの文房具まで、両ビル合わせて300近い店舗がそろい、歩いているだけで新しい発見や創作のヒントが見つかります。

急かされることなく一つひとつの品と向き合う時間は、心を豊かにしてくれます。

丸の内オアゾ内の大型書店「丸善」での読書

蔵書数約100万冊を誇る「丸善 丸の内本店」は、本好きにとってまさに楽園のような空間です。

雨音は遠くに聞こえ、静寂の中で紙の匂いとインクの香りに包まれると、自然と心が落ち着きます。

1階から4階までの広大なフロアには、専門書から話題の小説、美しいアートブックまで、あらゆるジャンルの本が並びます。

併設されたカフェで気になる本を試し読みすることもでき、時間を忘れて読書の世界に深く潜り込めます。

雨の日だからこそ、慌ただしい日常から離れて、言葉の海をゆっくりと旅してみてはいかがでしょうか。

景色と共に味わう個性豊かなレストランでのランチ

散歩の合間の休憩には、窓の外に広がる景色を眺めながら食事ができるレストランが最適です。

丸ビルや新丸ビルの高層階には、東京駅舎や丸の内の街並みを一望できるレストランが数多く入っています。

和食、フレンチ、イタリアンなど、その日の気分に合わせて選べる多彩な選択肢も魅力です。

特に新丸ビル7階の「丸の内ハウス」は、開放的なテラス席を備えたお店が集まっており、雨の日の風情を感じながら食事を味わえます。

雨粒が窓を伝う様子を眺めながらの食事は、何気ない一日を忘れられない思い出に変えてくれます。

雨宿りに立ち寄れる駅直結の安らぎスポット

散策の途中で雨が降ってきても、東京駅なら心配ありません。

なぜなら、駅に直結した地下街が、雨宿り以上の楽しみを提供してくれるからです。

グルメからショッピング、キャラクターグッズまで、天候を気にせず一日中過ごせる多彩な魅力が詰まっています。

丸の内側の落ち着いた雰囲気とは異なり、八重洲側は活気に満ちた空間が広がっています。

目的や気分に合わせて使い分けることで、雨の日の過ごし方の選択肢が大きく広がります。

最新グルメが集まる八重洲地下街

八重洲地下街は、「ヤエチカ」の愛称で親しまれる日本最大級の地下商店街です。

ファッションや雑貨、そして何より充実した飲食店が魅力で、雨の日でも多くの人々で賑わいを見せます。

約180もの店舗が軒を連ね、2022年からの大規模リニューアルによって新しいグルメスポットも続々と誕生しています。

カレーやラーメン、寿司など、気分に合わせて選べる選択肢の多さは圧巻です。

気軽に立ち寄れるカフェから、しっかり食事を楽しめるレストランまで揃っているため、雨宿りのつもりが思わぬ美食との出会いにつながります。

人気キャラクターショップが並ぶ東京駅一番街

東京駅一番街は、東京を代表するお土産やキャラクターグッズが集まるエンターテインメント空間です。

雨で沈みがちな気分も、この場所に足を踏み入れれば一瞬で明るくなります。

特に「東京キャラクターストリート」には、テレビ局のオフィシャルショップや人気キャラクターの専門店が30店舗以上も集まっています。

子どもはもちろん、大人も童心に帰って楽しめる場所です。

限定グッズも多く、ここでしか手に入らないアイテムを探すのも楽しみ方の一つ。

雨の日の退屈な時間を、特別な思い出に変えてくれます。

天候を気にせず過ごせる子連れ向けの施設

雨の日の子連れでの外出は、場所選びに悩むことが多いものです。

東京駅の地下街は、そんな時の心強い味方になります。

ベビーカーでも移動しやすい広い通路や、子どもが飽きない工夫が随所にあります。

八重洲地下街にはベビー休憩室が2か所設置されており、授乳やおむつ交換も安心して行えます。

東京駅一番街のキャラクターショップは、子どもたちの好奇心を刺激し続けます。

レストランの選択肢も豊富で、家族みんなが満足できる食事の時間も過ごせるため、一日中快適に楽しめます。

旅の思い出を探すお土産選び

東京駅の地下街は、旅の最後に立ち寄るお土産探しの目的地としても最適です。

地上に出て雨に濡れることなく、じっくりと贈り物を選べます。

東京駅一番街の「東京おかしランド」には、大手菓子メーカー3社のアンテナショップが出店しており、ここでしか買えない限定品や出来立てのお菓子が人気です。

また、八重洲地下街の「諸国ご当地プラザ」では、全国各地の名産品が手に入ります。

たくさんの荷物を持っていても、駅直結なので移動がスムーズです。

雨を気にすることなく、ゆっくりと旅の思い出を振り返りながらお土産を選ぶ時間を満喫できます。

まとめ

この記事では、雨の日だからこそ楽しめる、東京駅・丸の内エリアの静かな散歩ルートをご紹介しました。

広大な地下通路や駅直結のビルを巡ることで、雨に濡れる心配なく、アート鑑賞や読書に没頭する特別な時間を過ごせます。

この記事で紹介したルートを参考に、次の雨の日はぜひ、お気に入りの一冊をカバンに入れて丸の内へ出かけてみてください。

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