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【保存版】都電荒川線で行く荒川遊園と尾久橋の散歩モデルコース全3ステップ

モニター越しの景色に少し疲れたら、電車の音と川風が混ざる街へお散歩に出かけませんか。

この記事では、都電荒川線沿線を歩く具体的な散歩モデルコースをはじめ、リニューアルされたあらかわ遊園や尾久橋からの絶景、思わずカメラを向けたくなる下町の風景まで、心を潤す散策のヒントを詳しくご紹介します。

この記事を読むとわかること

目次

都電の音と川風が混ざる街、荒川沿線の穏やかな時間

モニター越しの景色に少し疲れたら、都電荒川線に乗ってみませんか。

ここには、都会の慌ただしさから離れて、心がふっと軽くなるような時間が流れています。

特に、電車の音と隅田川から吹く風が混ざり合うこの場所は、何気ない日常の美しさを再発見できる散歩コースです。

このエリアには、どこか懐かしい路面電車の響き、どこまでも続く広い空、思わずカメラを向けたくなる下町の風景、そして人々の温かい暮らしがあります。

フィルムカメラを片手にゆっくり歩けば、きっとあなただけの特別な一枚が撮れます。

ガタンゴトンと走る路面電車の懐かしい響き

都電荒川線沿線の散策で最初に耳に届くのは、ガタンゴトンという心地よい電車の走行音です。

車と並んで走る路面電車がすぐそばを通り過ぎていく様子は、他の街では味わえません。

遮断機が下りる「カンカンカン」という音や、カーブを曲がる際の車輪のきしむ音も、散歩のリズムに溶け込みます。

1時間に約10本の間隔で電車がやってくるので、少し待てばすぐにその音を聞くことが可能です。

このどこか懐かしい音に耳を澄ませていると、せわしない日常を忘れ、穏やかな気持ちになります。

隅田川がもたらす空の広さと開放感

都電の線路から少し足を延ばすと、目の前には隅田川が広がります。

尾久橋の上から眺める景色は、遮るものが何もない空の広さが魅力です。

川面を渡る風が頬を撫で、深く息を吸い込むと、心の中に溜まっていた窮屈な気持ちが解き放たれていくのを感じます。

遠くには東京スカイツリーも望め、全長478.4メートルの橋の上から見るパノラマは、気持ちをリフレッシュさせてくれます。

この開放的な空間は、普段の生活で忘れがちな心の余白を取り戻してくれる場所です。

フィルムカメラで切り取りたい下町の風景

このエリアには、フィルムカメラのファインダー越しに覗きたくなる、ノスタルジックな風景がたくさんあります。

派手さはありませんが、一つひとつに物語を感じる被写体にあふれています。

例えば、関東の駅百選にも選ばれた三ノ輪橋停留場のレトロな駅舎や、ジョイフル三の輪商店街の年季の入った看板、線路脇に咲く季節の花々など、歩くたびに新しい発見があります。

名前のない路地裏に迷い込めば、思わぬ素敵な光景に出会えます。

何気ない日常の一コマを丁寧に切り取る時間は、新しいインスピレーションを与えてくれます。

散歩で出会う人々の暮らしの温かさ

この都電荒川線沿線の散歩では、観光地ではないからこそ感じられる、そこに住む人々の穏やかな暮らしに触れられます。

商店街では店主とお客さんの楽しそうな会話が聞こえ、公園では子どもたちの元気な声が響きます。

軒先で植物の手入れをする人や、ベンチで談笑するお年寄りの姿は、見ているだけで心が和みます。

こうした人々の営みがつくる温かい空気感が街全体を包み込んでおり、訪れる人の心を優しく癒やします。

都電と川沿いを歩く散歩モデルコース全3ステップ

モニター越しの風景から少し離れて、五感を澄ませる散歩に出かけませんか。

都電の音と川風が心地よいこのモデルコースは、約2時間半でのんびりと巡れる心の栄養補給ルートです。

フィルムカメラを片手に歩けば、何気ない日常が特別な一枚に変わります。

このコースを歩き終える頃には、都会の喧騒を忘れ、心も体もリフレッシュできているはずです。

あなただけの特別な風景を探しに出かけましょう。

ステップ1-荒川車庫前からあらかわ遊園までの線路沿いの道

散歩の始まりは、都電の基地である「荒川車庫前」停留場です。

隣接する「都電おもいで広場」では、レトロな車両が展示されており、まるで時間が巻き戻ったかのような感覚を味わえます。

ここから、あらかわ遊園までは約800m、徒歩で10分ほどの道のりです。

すぐそばを走る都電の「ガタンゴトン」という音をBGMに、線路沿いの道をゆっくり歩きましょう。

住宅街の間を走り抜ける電車の姿は、絶好の写真撮影の機会になります。

子どもたちの声が聞こえてきたら、最初の目的地はもうすぐです。

観覧車を目印に、次のステップへと歩みを進めます。

ステップ2-隅田川テラスの散策と尾久橋からの絶景

あらかわ遊園を過ぎて少し歩くと、視界が大きく開ける「隅田川テラス」に到着します。

ここは遮るもののない広大な空と川が広がる、開放感あふれる空間です。

テラスを川の流れに沿って歩き、全長約450mの「尾久橋」を渡ってみましょう。

橋の上からは、雄大な隅田川の流れと、遠くにそびえる東京スカイツリーを一望できます。

吹き抜ける川風が心地よく、日々の悩み事を忘れさせてくれます。

心ゆくまで景色を堪能したら、再び都電の線路が待つ下町のエリアへと向かいましょう。

ステップ3-宮ノ前停留場からジョイフル三の輪商店街への下町探訪

散歩の締めくくりは、下町情緒あふれる「ジョイフル三の輪商店街」です。

全長400mを超えるアーケードには、約140ものお店がひしめき合い、地元の人々の活気で満ちています。

昔ながらの惣菜店から漂う美味しそうな香りや、店主との何気ない会話もこの商店街の魅力です。

揚げたてのコロッケを片手に食べ歩きをすれば、散歩の疲れも癒やされます。

懐かしさを感じる風景は、どこを切り取っても絵になります。

人々の暮らしの温かさに触れながら商店街を通り抜ければ、散歩コースは終点です。

日常の中にある小さな発見が、明日への活力を与えてくれます。

散歩がもっと楽しくなる都電荒川線沿線の見どころ

モデルコースを歩くだけでなく、途中下車して立ち寄りたい魅力的なスポットが都電荒川線沿線には点在します。

特に、それぞれの場所が持つ独自の雰囲気を味わうことで、散歩の楽しみは一層深まるのです。

これらのスポットを気ままに巡ることで、都電荒川線沿線が持つ多面的な魅力を発見できます。

リニューアルして大人も楽しめるあらかわ遊園

あらかわ遊園は、2022年4月のリニューアルを経て、子どもだけでなく大人も楽しめる場所に生まれ変わった遊園地です。

のりもの券は1枚100円から購入でき、高さ約40mの観覧車からは隅田川や都心のビル群を一望できます

園内のカフェでのんびりしたり、どうぶつ広場でかわいい動物に癒されたりするのもおすすめです。

散歩の途中で少しだけ非日常感を味わいたいときに、気軽に立ち寄れるスポットです。

関東の駅百選に選ばれた風情ある三ノ輪橋停留場

三ノ輪橋停留場は、1998年に関東の駅百選に選定された、歴史と情緒あふれる停留場です。

昭和の時代にタイムスリップしたかのようなレトロな駅舎と、季節になると美しく咲き誇るバラのアーチが、訪れる人々を優しく出迎えてくれます。

その佇まいは、まるで映画のワンシーンのようです。

フィルムカメラを片手に訪れれば、ノスタルジックな一枚が撮れること間違いありません。

活気あふれるレトロなアーケードのジョイフル三の輪商店街

ジョイフル三の輪商店街は、全長約400mにわたって続く、昔ながらのアーケード商店街です。

約140もの店舗が軒を連ねており、八百屋さんの威勢のいい声や、お惣菜屋さんから漂う美味しそうな匂いが、下町ならではの温かい雰囲気を醸し出します。

気になるお店で揚げ物やお団子を買って、食べ歩きをするのも楽しい時間になります。

散歩途中の小腹を満たしたり、地元の人々の暮らしの息遣いに触れたりするのに最適な場所です。

昔ながらの都電車両が並ぶ都電おもいで広場

都電おもいで広場は、荒川車庫前に併設され、かつて都内を走行していた貴重な旧型車両を見学できる施設です。

昭和29年製造の5500形車両(PCCカー)や、昭和37年製造の旧7500形車両などが静かに佇み、実際に車内へ入って当時の面影を感じ取れます。

土日祝日のみの開場なので、訪れる際は曜日の確認が必要です。

都電の歴史に触れながら、ノスタルジックな気分に浸れる貴重なスポットといえます。

途中下車に便利な都電一日乗車券の活用法

都電荒川線の散策を最大限に満喫するためには、乗り降りが自由になる「都電一日乗車券」の活用が欠かせません。

大人400円、小児200円で一日中乗り放題となり、車内や都電荒川線営業所などで手軽に購入できます。

この乗車券を提示すると、沿線の施設で割引などの特典を受けられる場合もあります。

計画にとらわれず、その時の気分で気ままに途中下車の旅を楽しむことができます。

まとめ

この記事では、都電荒川線沿線をめぐる具体的な散歩モデルコースをご紹介しました。

ガタンゴトンという電車の音と隅田川から吹く心地よい風が混ざり合う、このエリアならではの穏やかな時間は、日々の疲れを優しく癒やしてくれます。

次の休日には、便利な一日乗車券を手に、あなただけの特別な風景を探しに都電荒川線の散歩へ出かけてみませんか。

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